「チャーミーグリーン」のようなおじいちゃんおばあちゃんに向けて

「チャーミーグリーン」のような おじいちゃんおばあちゃんに向けての記事アイキャッチ ☕人生のアフタヌーンティー

先日、休みの日に妻と近所のスーパーへ買い物に出かけた。

結婚12年目の我が家では、夫婦二人で出かけるときは今でも自然に手を繋ぐ習慣がある。

その日も何気なく手を繋いで帰っていたのだが、偶然ご近所さん数人とすれ違った。私も一瞬「あっ」と思ったが、まあいいやとそのまま挨拶をして帰宅。後から妻に聞いてみると、彼女も「ちょっと恥ずかしかった」と照れ笑いを浮かべた。

手を繋いで買い物に行く中年夫婦を見て、ご近所さんはどう感じただろうか?(笑)

昭和時代「チャーミーグリーン」のCM

若い人にはピンと来ないかもしれないが、昭和の時代に「チャーミーグリーン」という食器用洗剤のCMがあった。

仲良く手を繋いで買い物をする老夫婦の姿が映し出され、当時は「チャーミーグリーンのような夫婦になりたい」というフレーズが、特に女性の間で憧れとして語られていたのだ。
「チャーミーグリーン」で通じる程に世間に浸透していた。

ただ現実にはどうだろう。憧れを口にしていた人の多くは、結婚から1〜2年で手を繋ぐことをやめてしまったのではないか。

私はずっと思っていた。「チャーミーグリーンのようなおじいちゃんおばあちゃん」になるためには、新婚当初から繋いだ手を離してはいけないんだ、と。

結婚生活を経ての「チャーミーグリーン」

仲の良い夫婦は世の中にたくさんいる。私の両親だって他人から見ればそこそこ仲の良い老夫婦だ。

しかし、どんなに円満な夫婦でも、年を取ってからいきなり改まって「手を繋ぐ」というのは相当ハードルが高いことだろう。
それこそ、思春期に好きな子と手を繋ぐくらいの、勇気とタイミングが必要だと思う。

しかし、若い頃から自然に繋いでいれば話は別だ。老夫婦になっても何の恥ずかし気も無く、手を繋いで買い物にも行けるようになる。

つまり、チャーミーグリーンのような老夫婦になるには、「チャーミーグリーンのような新婚生活」があり、「チャーミーグリーンのような倦怠期」があり「チャーミーグリーンのような熟年夫婦時代」を経て、ようやくその姿にたどり着ける、ということ。

中間をすっ飛ばしてゴールを目指すことは出来ない。
かつて憧れを口にしていた人たちは、その事をわかっていなかったのだろう。

我が家の幸せなカタチ

だから私は、少しくらい恥ずかしくても新婚当初から手を繋ぐことをやめなかった。
(別に「チャーミーグリーン」を目指していた訳ではないけど…)
妻と二人で出掛ける時は、特に意識して繋いでいた。今ではそれが自然になった。

一般的には、夫婦でどんなに仲が良くても子どもが生まれたら間に子どもを挟んで手を繋ぐ、というケースが増え、徐々に夫婦で直接という形は減って行くのだと思う。

しかし我が家では、何故か子どもが妻と手を繋ぐのを嫌がるので、仕方なく片方の手で子どもと、もう片方の手で、寂しそうにしている妻の手をそっと握る。

結果、私が真ん中で「妻と子ども」両方と手を繋ぐという、ややいびつな形になる。
…これはさすがに少し恥ずかしい(笑)。

しかしそんな辱めも「我が家の幸せなカタチ」なのだと諦めて、両手の温もりを感じながら歩いている。

“新婚”〇年目の先輩

話は変わるが、先日友人たちと「結婚何年目?」という話題になった。

その時、一人の友人が「うちら“新婚”20年目かな?」と答えた。

「新婚?(笑)」と聞き返すと、「ずっと新婚気分だからそう言っている」と笑う。

御見それした。

私も5〜6年目くらいまではそんなことを言っていたが、ここ最近はすっかり口にしなくなっていた。まさか「新婚〇年目の先輩」がこんな身近にいたとは。

とはいえ、その友人ですら「手を繋いで買い物に行く」と言うと驚いていた。

どうやら私たちのような夫婦は、世間的にはまだまだ“レアな生き物”らしい。

「チャーミーグリーン」のようなおじいちゃんおばあちゃんに向けて

きっとご近所さんも「あの夫婦、仲良いな」とほっこりしてくれていたに違いない。

何故なら、誰しも新婚当初は「チャーミーグリーン」に憧れていたのだから。(きっとそうに違いない・笑)

もしこのブログを読んで「自分もそういう老夫婦に憧れていたな…」と思い出した人は、是非今日から手を繋ぐことを意識してみて欲しい!
しばらく繋いでいなかった人は、最初は勇気がいるかもしれないけど、きっとお互い嫌な気持ちにはならない(はず)。

私もまだまだ“新婚”12年。
これからも、「チャーミーグリーン」のようなおじいちゃんおばあちゃんになれるまで、このまま自然に手を繋ぎ続けていきたいと思う。

☕今日のアフタヌーンティーのおとも

– テーマ:老夫婦になっても「手を繋ぐ」ということ
– 気づき:「チャーミーグリーン」は新婚生活の延長線上にある

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