お盆休み明け、久々の仕事で、久々に「熱中症」になってしまった。
倒れて救急搬送、というほどではないけれど、しばらく動けなくなり、その後二週間程経つが現在も倦怠感と軽い頭痛は続いている。
今日はそんな体験談を少し書いてみたい。
劣悪な職場環境
私の仕事場は高温多湿の環境でクーラーはほとんど効かない。（自営業なので自己責任…）
空調服は着ているが、そもそも室内なので熱気がこもりすぎると逆効果になることもあり、いつもギリギリのところでやっている。
通常ならそれでも熱中症になる前に作業を切り上げられるのだが、この日は違った…。
お盆休み中、数日間涼しい部屋でダラダラ過ごしていたのが悪かった。暑さ耐性が完全にリセットされていたらしい…。
短時間でも異常な暑さで、滝のような汗が出て、空調服も効果が無かった。
作業量が少なかったのも悪材料で、「少ないからやってしまおう」と無理をしてしまったことも原因の一つだろう。
私にとっての「熱中症のサイン」
久々に自分の体の変化を思い出した。
私の場合、背中に一筋の汗がツーっと伝うのが最初のサインだ。そこで水分・塩分補給をして休憩すればまだ間に合う。だが、放置すると次第に汗をかかなくなる。
さらに進むと、スマホやPCの画面がチカチカして見えにくくなる。私はこれを勝手に「フラッシュ」と呼んでいる。
この時点ではまだ普通に動けるのだが、実はもう遅い。30分ほどすると頭痛が始まり、ひどいと吐き気まで来る。
今回は久々だったせいもあり、危険水域を誤った。結果、しっかり頭痛が襲ってきて反省することになった。
熱中症は「その場」で終わらない
近年「猛暑日」や「熱中症」という言葉が一般的になり、世間的に「怖い物」という認識は高まっていると思うが、実際になったことがある人はまだ少ないかもしれない。
私は今の仕事に就いて10数年になるが、初めのうちはそれが熱中症だと気付かず単なる「片頭痛だ」と思い込んでいた。しかしここ数年で「熱中症」が拡く知れ渡ると「あー、これ熱中症なんだ！」と認識を改めるようになった。（10年程前は室内で熱中症になるとは言われていなかった。）
そして命の危険もあることを知って恐ろしくなった。
何日も続く倦怠感と頭痛
知らない人もいると思うが、熱中症は、なったら水分・塩分補給をして休んでいたらすぐに良くなる、というものではない。（重症度によって違いはあるが…）
水分・塩分補給はあくまで予防や応急処置の話であって、通常は数時間～１日。ひどい場合２週間くらい回復までに時間がかかる。
倒れて入院すれば薬や点滴の作用で早めの回復もあるかもしれないが、私のように「気分が悪くなって自宅で休む」くらいの場合だと、逆に数日〜数週間、倦怠感や頭痛が続くことがある。
ちょっと不安に思うこと
だが実は今回ちょっとだけ不安に思っていることがある。
熱中症のサインである「フラッシュ」の色だ。
いつもは白いチカチカなのだが、今回は虹色に見えた。
脳梗塞などの病気では虹彩色の幻覚が出ることもあると聞くので、正直少し不安になった。
ネットで調べると「熱中症」でも脳梗塞のような「脳損傷」がたまにあるらしい。
もしかして、私がミッドライフクライシスだと思っている思考力や精力の低下は、過去の熱中症が原因だったのか？などと考えたりもした(笑)
現状は様子見だが大きな病院の受診も検討
それはさておき、「熱中症」になった後も普通に劣悪な環境で仕事はしている。
休日は外を出歩くこともあった。
そのせいで短時間でどっと汗をかくことも多く、完全に回復する前に再発して長引いている可能性もある。（体の水分補給が追い付いてない？）
まあ、幸い仕事が少し落ち着いて来たし、子どもも夏休みが終われば日常が戻ってくる。
なのでしばらく無理はしないで様子を見て、改善しなければ病院に行くことも考えてはいる。
まとめ：自分も、周りも気をつけたい
ここまで書いたのはあくまで「私の場合」であって、誰にでも当てはまるわけではない。
だが一つ言えるのは――熱中症は想像以上に厄介で危険だということだ。
もし「ちょっとおかしいな」と思ったら、迷わず休む。場合によっては救急車を呼ぶ。それくらいでちょうどいい。
そして、周囲に熱中症になった人がいたら「その後しばらく続く倦怠感や頭痛」があることを知って、数日間は気にかけてあげてほしい。
私自身、今回の経験を通じて改めて身に沁みた。熱中症はその場で終わらない。油断せず、早めに対策していこう。
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