40代男性の髪型 ~オールバックは正義

40代男性の髪型 ~オールバックは正義の記事アイキャッチ ☕人生のアフタヌーンティー

最近になってようやく、自分の髪型が固定化されてきた。
結論から言うと「ラフに固めたオールバック」である。

オジサンの髪型なんて誰が興味あるんだ?と思うかもしれないが、ここに至るまでにはちょっとした歴史と、そして少しの哲学があるのだ。

年齢に合わせた髪型と心の変化

私は若い頃から、髪型にほとんど興味関心がなかった。
「全く」と言っていいほど。

とはいえ、一応は美容院には通っていたし、それなりにモテそうな髪型にはしてもらっていた。
ヘアカラーも、パーマも、ロングヘアだって経験済み。

それでも美容師さんへの注文はいつも「お任せ」といった感じ。
その結果“無難なミディアムヘアで自然な分け目”という、どこにでもいるスタイルに徐々に落ち着いていった。

30代そこそこくらいまでは、それでも何となくしっくり来る。まだまだ尻の青い「若者ヅラ」で通るだろう、と甘えていた。しかし歳をとってくると自分自身でも「若作り」とか「無精っぽい」といった違和感を覚えるようになってきた。(顔が童顔なのでそれもあるだろう。)

おそらく髪型くらいで大きく評価が変わることはないだろうが、こちらの記事でも触れたように見た目は大事。少なからず清潔感とか、出来る男の印象は与えたい!との想いはあった。

髪型は「誰のため」にあるのか

自然な分け目スタイルにしてからは、毎朝のルーティンはこんな感じだった。

  • 頭から水を被る(寝癖は酷いタイプ)
  • タオルで拭いてざっと乾かす
  • ドライヤーで整える
  • ちょっとキメたい日はワックス

丁寧にセットすると時間も手間もかかって面倒なのでほとんど毎日こんな感じ。
正直、私の髪型なんて誰も気にしていないと思うし、かっちり決めたところで大した顔立ちでもない。
ただ、結婚してからは「妻から小言を言われないため」という理由で最低限のことだけしていた。

この時点で髪型は完全に“自分のため”ではなく、“他人の安心感”のために存在になる。

1000円カットとの出会い

1つの転機が訪れたのは5年ほど前。
ふと「これ、美容室じゃなくても良くない?」と気づいてしまった。

それ以来、近所の1000円カットを利用するようになった。
ここまでは完全にオジサンルートだ(笑)。

ただ、これが意外に悪くない。
1000円カットでもスッキリはするし、髪型さえ決まっていれば注文すればそれなりの見た目にしてもらえる。

何より時間が10分ほどで終わるのが最大の価値。予約も不要。
この手軽さに慣れると、美容院には戻れない。1000円カットが“沼”だという気持ちがよく分かる。

若い頃は美容院に通っていることも含めて「どう見られるか?」に気を使っていたが、40代にもなると「自分にとってどうか?」に価値基準が移っていくというのが解る。

つまり髪型の変化は、実は人生観の変化そのものなんじゃないか?

オールバックという答え

しかしいくらカットが楽になったと言っても、髪型のセットは毎日のこと。
ここをもっと時短に出来ないものか?と考える。

そこで最近編み出したのが、今の“ラフに固めたオールバック”というスタイル。
方法はシンプル。

  1. 髪を水で濡らす
  2. タオルで拭いてざっと乾かす
  3. そのままワックスをなじませる(ワックスは少量の水を含ませるとなじみやすい)
  4. 手でかき上げて終了

一瞬で終わるし、仕上がりはジェルとムースの中間くらいの固さでちょうどいい。
しかも妻好みの「かっちり感」も満たしてくれる。

(ちなみに1000円カットでの注文は「後ろ刈り上げ、横ツーブロック、前・上ミディアム」でカットしてもらう。)

つまり“自分の手間を省きつつ、他人の目もクリアする”。
このオールバックこそ、私にとっての「合理と調和の象徴=髪型の最適解」なのかもしれない。

鏡に映る「オジサン」の自分

昔から私の中で「オジサンといえばオールバック」というイメージがあった。
(名前を出すと申し訳ないが昔の陣内孝則さんの髪型がオジサンのイメージ)
今、鏡に映る自分を見ながら「ああ、オジサンだな」としみじみ思う。

その時、はたと気づいた。
私のイメージするオジサンがオールバックにしている理由は「こういう事」だったのか、と。

やはり私は「どっぷりオジサンルート」を突き進んでいる模様だ…(笑)

でも、それを否定する気持ちは不思議と湧かない。
むしろ「やっと肩の力を抜いて生きられる」と感じている。
髪型を決めてしまえば、セットでいろいろ悩んだり気にすることも無くなる。

髪型はアイデンティティの一部なのだ。
若い頃は「理想の自分」を表現するものだったが、40代になれば「受け入れた自分」を表すものになってくる。

自身の価値観が定まって来るとスタイルも固まってくるのだろう。
今の私にとってこのオールバックは“自己受容”のひとつのかたちなのだ。


👉 ちなみに40歳過ぎてから急にド金髪にしちゃう人もたまにいるが、あれは「ハゲ隠し」「白髪隠し」という理由ももちろんあると思うが、ミッドライフクライシスを打開するための脳への刺激として衝動が抑えられなくなるんじゃないか?と思っている。

何故そう思うかって?

実は私も金髪に憧れているからだ。(笑)

☕今日のアフタヌーンティーのおとも

– テーマ:髪型はアイデンティティ
– 気づき:40代にとって髪型は「自己受容」のひとつのかたち

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