最近になってようやく、自分の髪型が固定化されてきた。
結論から言うと「ラフに固めたオールバック」である。
オジサンの髪型なんて誰が興味あるんだ?とも思うが、ここに至るまでにはちょっとした歴史と、少しの哲学があったりするので、ちょっと紹介したい。

年齢に合わせた髪型と心の変化
私は若い頃から、自分の髪型にほとんど興味関心がなかった。
それは「全く」と言っていいほどに、だ。
とはいえ、一応は美容院には通っていたし、それなりにモテそうな髪型にはしてもらっていた。
ヘアカラーも、パーマも、ロングヘアだって経験済み。
それでも美容師さんへの注文はいつも「お任せ」といった感じ。
その結果“無難なミディアムヘアで自然な分け目”という、どこにでもいるスタイルに徐々に落ち着いていった。
30代そこそこくらいまでは、それでも何となくしっくり来る。しかし歳をとってくると自分自身でも「若作り」とか「無精っぽい」といった違和感を覚えるようになってきた。(顔が童顔なのでそれもあるだろうが。)
おそらく髪型くらいで人の印象が変わることはないだろうが、こちらの記事でも触れたように見た目は大事。少なからず清潔感とか、出来る男の印象は与えたい!との想いはあったが特にこだわりはなかった。
髪型は「誰のため」にあるのか
自然な分け目スタイルになってからの毎日のセットは、寝癖を抑えるために水をかぶり(笑)、タオルで拭いて軽く整える程度。丁寧にセットすると時間も手間もかかって面倒なので、たまにキメたい時にワックスを使うくらいで、あとは本当適当。
正直、私の髪型なんて誰も気にしていないと思うし、かっちり決めたところで大した顔立ちでもない。ただ、結婚してからは「妻から小言を言われないため」だけに最低限のことをしていた感じだ。
つまり、この時点で私にとって髪型は“自分のため”ではなく“他人の安心感”のためにあった。
1000円カットとの出会い
1つの転機が訪れたのは5年ほど前。
ふと「これ、どうせ同じ髪型なら美容室じゃなくても良くない?」と気づいてしまった。
そこで初めて1000円カットを利用してみると、見た目はスッキリするし値段も格安。予約も要らない。何より10分程で終わる手軽さが魅力!
今まで当たり前のように美容院に行っていたことを後悔する程だった。
1000円カットが“沼”だという気持ちがよく分かった。(ちなみに美容室も、それはそれで価値を提供してくれているのだと思う。)
それ以来、近所の1000円カットを利用するようになった。
完全にオジサンルートじゃないか(笑)。
若い頃は美容院に通っていることも含めて「他人からどう見られるか?」という事に気を使っていたのだと思うが、40代にもなるとそれが「自分にとってどうか?」といった価値基準になって行った。
もしかして髪型への気遣いは、実は人生観の変化そのものなんじゃないか?と考えた。
オールバックという答え

しかしいくらカットが楽になったと言っても、髪型のセットは毎日のこと。
ここをもっと時短に出来ないものか?と考えた。
その結果、行きついたのが“オールバック”だ。
しかもジェルやムースでガチガチに固めるのではなく、持ち合わせのワックスに少量の水を混ぜて少々ラフな感じにセットする。これが絶妙に整ってくれる!
方法はシンプル。
- 髪を水で濡らす
- タオルで拭いてざっと乾かす
- そのままワックスをなじませる(ワックスは少量の水を含ませるとなじみやすい)
- 手でかき上げて終了(何となく分け目は作る)
ドライヤーもフォームも使わない。一瞬で終わるし、妻好みの「かっちり感」も満たしてくれる。(あまりかっちり過ぎるのは私好みでは無い。)
ちなみに1000円カットでの注文は「後ろ刈り上げ、横ツーブロック、全体を2cm短く」でカットしてもらう。2ヶ月に1度のペースで十分「清潔感」も「できる男風」も担保できる!
“自分の手間を省きつつ、他人の目もクリアする”これが私にとっての「合理と調和の象徴=髪型の最適解」なのかもしれない、と思っている。
鏡に映る「オジサン」の自分
さて、昔から私の中で「オジサンといえばオールバック」というイメージが何故かあった。
(名前を出すのは申し訳ないかもしれないが、昔の陣内孝則さんのような髪型が“オジサン”のイメージ)
今、鏡に映る自分を見ながら「ああ、オジサンだな」としみじみ思う(笑)。
その時、はたと気づいた。
私のイメージするオジサンがオールバックにしている理由は「こういう事」だったのか、と。
やはり私は「どっぷりオジサンルート」を突き進んでいる模様だ…(笑)
でも、案外それも悪くない。
髪型を決めてしまえば、セットでいろいろ悩んだり気にすることも無くなる。結構、気が楽だ。
髪型はアイデンティティの一部 なのかもしれない。
若い頃は「理想の自分」を表現するものだったが、40代になれば「受け入れた自分」を表すものになってくる。
自身の価値観が定まって来るとスタイルも固まってくるのだろう。
逆に髪型が自身のキャラクターを形成する場合もあるかもしれない。
そう考えると、今の私にとってこのオールバックは“自己受容”のひとつのかたち、なのかもしれない。
…なんてね(笑)
👉 ちなみに私が使っているワックスはコチラ⇩
状態は柔らかめでノビが良いのに、固まるとカッチリハードに決まってくれる。少量の水で溶くとジェルやムースの雰囲気にもなる。使い勝手抜群のワックス。(ドラッグストアで買うよりネットでまとめ買いした方が安いのでいつもそうやって買っています。)良かったら試してみてください😊🤙
☕今日のアフタヌーンティーのおとも
– テーマ:髪型はアイデンティティ
– 気づき:40代にとって髪型は「自己受容」のひとつのかたち
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・綾瀬はるか主演『ひとりでしにたい』 ~孤独死から学ぶ生きるヒント
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