実は、結婚式3回挙げました!~ゲスト別結婚式のススメ

実は、結婚式3回挙げました!~ゲスト別結婚式のススメの記事アイキャッチ ✒️日記(未整理)

少し前の話だが、いつも聴いているラジオで「結婚式」の話題が出ていた。
その番組では「友人や家族による余興の悲惨さ」を面白おかしく話した後、最終的に「だから結婚式なんてしない方が良い」というオチだった。

私はというと、10年以上も前になるが、男性にしては珍しく(?)結婚式にこだわりがあって、妻を説得してまでやりたい式を挙げさせてもらった過去がある。

もしかしたらこれから結婚を考えている方の参考になるかもしれないので、私たちのやり方をシェアしたいと思う。

ハワイウェディングinモアナチャペル(2014年1月)

「結婚式3回」の内訳(笑)

「実は私たち、​結婚式を3回挙げました!」​

…こう言うと、大体「何それ?」となる。もうそれだけでネタになるので物好きな人はやっておいて損はない!(笑)

とは言え“一般的な結婚式”を3回挙げたという訳ではもちろんない!
それぞれ、ゲストと式の内容を変えて分けたのがポイントだ。

1回目:親・姉弟とハワイへ、少人数のリゾ婚

モアナホテル一室での披露パーティー(2014年1月)

1回目の式は、​両親・姉弟と一緒にハワイに行き、少人数のリゾ婚をした​。
憧れのモアナチャペルでの挙式、プロカメラマン撮影によるビーチフォト、オーシャンビューのホテル上階での披露パーティー…。
まさに夢のような空間だった。ここは自分たちの夢を詰め込んだ形。
今でも毎年記念日に、この日の思い出ムービーを夫婦で鑑賞するのが決まり事になっている。

家族皆で旅行するのも久しぶりだったので、ちょっとした親孝行にもなった。

2回目:親族だけでレストランウェディング

2回目の式を挙げさせていただいたイタリアンレストラン。(2014年2月)

2回目は​親族だけでのレストランウェディング​。
こじんまりとした温かみのあるイタリアンレストランで、ハワイ挙式の映像上映や親族挨拶を長めにして、和やかな時間を演出。
年齢層は高めになるので“料理の美味しさ”と“引き出物の豪華さ”を重視し、余計な演出は省く。

妻は最後まで嫌がったが「父への手紙」もここでやってもらったら、やはりとても良い雰囲気となった。

3回目:友人たちとレストランウェディング

3回目の式を挙げたフレンチレストラン。お庭では人前式を、写真右手の建物で披露宴を。(2014年3月)

3回目は友人たちだけを招いてのレストランウェディング。
こちらは庭付きのフレンチレストランで、お庭を可愛く飾り付けしてもらって、庭で海外風の人前式を行った。(かなり写真映えした。特に女の子には高評価だった!)

一方、披露宴タイムはワイワイとした1.5次会の雰囲気で、手作り感と楽しさを演出。料理の見た目と味にも拘った。

結婚式の「肝」ってなんだ?

さて、ちょっと閑話休題。

結婚式をする上で新郎新婦も、ゲストも、“もっと時間があれば良いのに!”って思う事って何だろう?と考えた時、私は「写真撮影とお喋りの時間」だと思った。

しかし、一般的な結婚式だと、決められた時間の中でアレもコレもしなければならない(ならないと言うわけじゃないが・笑)ので、それが出来ない。

また、関係性も年齢もバラバラなゲストをまとめてしまうと、上司や親族の長い挨拶や、変な余興による微妙な空気が、どうしても付き物になってくる。(意外な一面が知れたりするのは、それはそれで面白いが…)

この辺り、3回に分けたことによって、それぞれのゲストに合わせて“おもてなし”が出来たと思う。時間にもゆとりがあったし、ゲストの満足感もとても高かったんじゃないか?と思っている。

このブログの「肝」:「コスト」のお話

ここからは少しゲスいが、コストの話をしていこう。
3回もやれば当然自己負担が凄いことになる、と思われるかもしれないが、実はそうでもなかった。(※もちろん10数年前の相場に比べると、だが。)

ポイントは「ご祝儀」とコストのバランスだ。

1回目:挙式 兼 新婚旅行 in ハワイ/約200万

1回目のハワイ挙式は新婚旅行も兼ねて行ったのでそれなりに掛かっているが、

  • ラグジュアリーホテルの上層階に5泊7日(部屋での着付け)
  • リムジン移動で空港から送迎&ビーチ撮影&ホテル内撮影
  • 海を望むチャペルでの本格挙式&お庭でのセレブレーション&式中撮影
  • サンセットを見ながら豪華一室で家族だけでのセレブレーションパーティー
  • 翌日はオプショナルツアーでオアフ島一周観光
  • その後は数日バカンス

といった内容。本当に夢みたいな海外挙式&新婚旅行だった。

リゾート婚でやりたかった事を詰め込んだ結果なので、トータル約200万円ほど掛かったが、新婚旅行も兼ねているので、まあまあ妥当なラインだと思う。

今だったらこの料金でこのプランは組めないだろうから、本当に良いタイミングだった。
※今の物価でハワイが難しければ、アジア圏や沖縄でも同じように楽しめると思う。

2回目:親族(40人くらい)お披露目パーティー/約150万

2回目の親族パーティーは、

  • 料理は手頃で美味しいイタリアン(味重視)
  • 装花などを控えめにしコスト削減(見た目には拘らない)
  • 引き出物には少し多めの予算(帰ってからの納得感 & 記念になる)
  • 音楽や飾りつけもほとんど無し(ハワイ映像は撮影してもらった物を流した)
  • MCはレストラン提携のプランナーさんが兼任でやってくれた

といった感じ。親族は総数40人ほどいて費用は約150万円くらいだった。
子ども連れもいたが、じじばばからの多めのご祝儀もあり、ほぼトントン。

親族は基本お祝いムードなので、見た目や内容にはあまり拘らなくても、とても良い雰囲気の式になる。

3回目:友人(70人くらい)人前式 & 1.5次会披露宴/約200万

3回目の友人パーティーは、

  • 雰囲気抜群のフレンチレストラン(料理は味も見た目も抜群!)
  • 引き出物は控えめにして、料理と飾り付けに重点投資(映え意識)
  • お庭での人前式。コストはあまり掛らないが、これが結構ちゃんとした「結婚式」のムード作りに役立った
  • 演出含め、自分たちでできる部分は全て手作り(招待状や席次表も手作り)
  • 余興も自分たちで仕切る(コストダウンじゃないけど、ゲスト全員に喜んでもらうため!)

友人約70人ほど来てもらって費用はトータル200万円以内に抑えることに成功!
会費制にはせず、ご祝儀見込んで最初からマイナスにはならないようにやり繰りした。(流石にプラスになるのは申し訳ない、と思い、お足代とかで調整。)

プランナーさんはレストラン所属の方、MCは知り合いの方にお願いした。この辺りはちょっと割安にしてもらっていたかも?


レストランウェディングの利点は、かなり自分たちの自由にさせてもらえることだ。予算さえ先に決めておけば、それに合わせてプランニングしてもらえる。

ただ、それだとどうしても1.5次会的なウェディングパーティーとしての印象が強くなる。なのでリゾ婚でも人前式でも良いので、ちゃんとした「挙式」をしておくのは、その後の思い出としても大事だと思う。

結婚式で一番高いのは実は…

…と、実はここまでは別に大した話では無い!

私が一番伝えたいのは
「結婚式で一番お金がかかるのは、実は衣装代だ。(と、思う。)」
ということです!

結婚式の衣装代に目を剥いた

実は、私たちも初めからこういった計画を立てていた訳ではない。

普通に結婚式場やホテルに足を運んで、ブライダル・フェアなどにも参加した。
しかし、そこで出された見積りを見て驚愕した。

中でも、衣装代の項目が一番驚いた!
当時、式場でウェディングドレスをレンタルすると、なんと1着40万円ほどかかると言われた!
更に、衣装替えやヘアチェンジもすれば、それだけで100万円近くにもなる。

1回しか着ないのに馬鹿らしい!!(と、言うのが当時の私の本音!)

…更に驚いたのが、ホテルや式場は衣装持ち込みでもお金を取られると言われた!なんてことだ!!

この事から、自由度の高いレストランウェディングしか選択肢が無くなってしまった。

手作りに舵を切る

そこで私たちはネットで探し、近場で雰囲気の良いレストランを2つ見つける。規模的に親族と友人は分ける事にする。夢であったハワイ挙式は別で行う。
こうした流れで3回も結婚式を挙げる運びとなったのだ(笑)。

そして、肝心の衣装だが、こちらは妻がネットで探し回り、ウェディングドレスとタキシード合わせて、なんと10万円以下の衣装をゲット!
購入前の試着も出来て、素材感や仕立てなど納得の上で購入した!
(妻に感謝!ありがとー!💖)

ウェディングドレス・タキシード/トータル10万円で購入(2014年1月)

しかもそれを3回全てで着回した(笑)。
一応ブーケや髪型は毎回変えてもらったし、式中のヘアアレンジもお願いした。逆に言うとそれくらいの変化で十分だった。(写真を見てもどの式か、ちゃんと見分けられる!もちろん上記のコスト内での話。)


ほかにも装花や印刷物など削れる部分は削り、その分ゲストが喜ぶおもてなしに全振り。出来るだけプランナーさんと相談しながら手作りで準備した。

むしろ私の方が楽しんでやっていたので「式の準備で夫が協力してくれない問題」も勃発するこなく(笑)、当日まで大変充実した毎日を過ごせた。

結婚式費用のリアルと、それでもオススメする理由

結果、「結婚式3回+新婚旅行」トータルで230万円程だった。

友人に聞くと、ホテルや式場で一般的に式を挙げると通常400〜500万円は掛かって来るそうだ。
(※現代の相場だと300~400万くらいだそうです。)
祝儀を見込んでも当然、自己負担で100万以上は掛かってくる。
――それでゲストに不満を持たれたら残念すぎる。

その後の新婚旅行や新生活も考えると、式をやらないカップルが増えるのも当然の事だろう。


もちろん「やりたくない」なら無理にやる必要はないが。
ただ、高額見積もりに諦めかけているカップルがいたら、私たちの方法もひとつの参考になるかもしれない。

一般的な結婚式に比べて「費用の負担は少なく」「ゲストの不満も少なく」「自分たちも楽しく満足」な結婚式になると思う。

何より今の時代、3回も結婚式を挙げた夫婦は珍しい。ネタとしてもなかなか重宝する。

ちなみに「初めての夫婦共同作業」であるケーキカットも、3回したので、最後は慣れたものだった(笑)

まとめ

  • 結婚式は、ゲスト別に分けてやるのがベター
  • レストランウェディングならコストもあまり掛からず自由度の高い披露宴が出来る
  • 衣装はネットで見つけて購入すると安上がり
  • ホテルや式場の高額見積りで諦めるのはもったいない

最近では「結婚式なんてしなくて良い」といった風潮があると思うが、私は絶対やった方が良い!と思っている。コスト削減して倹約結婚式でも、やる意味はあると思います。

おまけ:思い出は“プライスレス”

ここまで長文を全て読んでくださった方がいれば、本当にありがとうございます!!

――10数年も前のことを持ち出して、こうも熱弁する程なので、どれくらい良いネタ……、
良い“思い出になっているかは想像に難くないでしょう…。

実はあの衣装は未だに大事に保管してある。
もしかしたら来るかもしれない「4回目」に備えて――(笑)

その時は、二人ともサイズアウトして入り切っていない「わがまま過ぎボディ」を晒しながら、皆の前に登場しようと思っている。それこそ本当に“良いネタ”になるだろう!


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