いつからか自分でも驚くほど節約が板に付いてきた。
結婚してからか、子どもが生まれてからか。
それとも、コロナ禍を経て「お金の使い方」を真剣に見直すようになってからか。
節約は本当に “良いこと” なのか?
若い頃は、自由にお金を使っていた。
服やインテリアを衝動買いしたり、無駄に趣味にお金を掛けてみたり。
それを “自由” だとも思わずに、当たり前のように使っていた。
しかし今は、財布の紐が勝手に固結びになっている。
まあ、そのおかげで預貯金や投資運用は少しずつ形になってきていて、数字としての “安心” は手に入りつつある。
…だが、何故かそれが「息苦しさ」を醸し出す。
果たしてこれは本当に “良いこと” なんだろうか?
心のオートブレーキ
例えば、テレビやSNSで美味しそうなグルメや旅先の絶景を見ると、「いいな~」「行きたいな」と心の中で思ってしまう。
しかし一瞬で、
「そんな贅沢!」
「お金がもったいない」
「いくらかかると思ってるんだ?」
と勝手にブレーキを掛けている自分に気付く。
この感情、ミッドライフクライシス的には致命的らしい。
よくあるミッドライフクライシスの対策に、”新しいことへの挑戦”、”日常に刺激を与える”といった事があるのだが、この「行きたいけど行かない」「やりたいけどやらない」といった心のブレーキは “新しい刺激” を遮断し、更には自身の不幸感も助長し、ミッドライフクライシスの深みに更にハマって行く入り口となる。
幸と不幸のスパイラル
ミッドライフクライシスだから、「行きたい」が「行かない(行けない)」になるのか?
それとも、そうやって「行かない(行けない)」を繰り返している内にミッドライフクライシスに陥るのか?
それははっきりとは分からないが、ただ、一度そのループに入ると、”なかなか抜け出せない” ということだけは確かだ。
お金持ちの思考(幸福のスパイラル)
一方で、お金に余裕がある人たちは違う。
少なくとも「もったいない」というブレーキは貧乏人ほどかからない。
むしろ、美味しい物を食べたり、旅行を楽しんだり、アクティビティに積極的に参加したり。そういった「体験」に価値を感じている(らしい)。
それがまさに「脳への新しい刺激」であり、結果として、ミッドライフクライシスの予防や改善に役立つのだ。(実際、お金持ちの不幸曲線は “真っすぐ上向き” か “V字” というデータがあるそうだ。)
そしてさらに、
(※ここからはちょっと飛躍し過ぎかもしれないが…)
脳の若さは体の若さや健康にもつながっている、と思う。
脳が若い人は活動的で自然に外出頻度も上がるし、動くので足腰は鍛えられる。
他人とのコミュニケーションも豊富だから、それも脳への刺激になる。
つまり──
お金を使っている人は「幸福感」と「健康」の好循環を得られる。
節約思考の不幸のスパイラル
一方「節約思考」が生み出すのは「不幸感」と「不健康」の負のスパイラルだ。
節約思考 → ミッドライフクライシスの助長(活力の低下)→ 新しい刺激の遮断 → 脳の老化 → 行動力の低下 → 身体の老い → 活力の低下…
細々書くと嫌になって来るが、言いたいことは伝わっているだろう。
更にこの状況が続くと「健康寿命の短縮 → 医療費増加」という“未来の出費”にも繋がっている可能性も出てくる。
今の節約が未来のコストになるなんて、笑い話にもならないじゃないか!
結論:計画性を持ってお金は使おう!
この論理、あながち間違いではないと思うが、皆さんはどう思われるでしょうか?
私の結論としては、
「あまりガチガチに節約で縛っちゃダメ」という事です。
欲しいものは買う。
行きたい場所へ行く。
気になった体験を、まずやってみる。
もちろん何も考えずただただ浪費するのは良くないと思うけど、たまには財布の紐を緩めて「自分への投資」をしてみるのも良いんじゃないですか?
そのアクションが、幸福へのスパイラルに繋がっている、かもしれません!
…っていう、自分への言い訳。(笑)
☕今日のアフタヌーンティーのおとも
– テーマ:節約思考とミッドライフクライシス
– 気づき:たまにはお金を使って脳に刺激を与えよう
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・『どうせまた…』という呪縛から抜け出すために
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