「小確幸」という言葉をご存じだろうか。作家・村上春樹さんが生んだ表現で、「小さいけれど確かな幸せ」を意味する。
大きな夢や派手な成功でなくとも、日々の暮らしの中でふと立ち止まり、心に残る瞬間こそが人生を豊かにしてくれるのだろう。
私は日常の中で、「この瞬間を心のアルバムに閉じておきたい!」と思ったことを、「小確幸」としてまとめている。
夏休みが終わった日
小3の娘が、夏休みを終えて始業式を迎えた。
休みの間はずっと家にいて、「うるさいなぁ」と思うこともあったくせに、学校へ行って静まり返った部屋を見ると妙に寂しく思う。
…親とは身勝手な生き物である。(笑)
久々に友だちに会えたのが嬉しかったのか、下校時間になってもなかなか帰って来ない。
ようやく昼過ぎ、顔を真っ赤にして帰ってきた。
「元気でいてくれてありがとう。ちゃんと帰ってきてくれてありがとう」
それだけで胸の奥に小さな幸せが灯る。
明け方の寝室
朝はだいたい私が一番に起きる。
まだ空が白み始めたころ、一人で布団を整えていると、隣で寝ている妻と娘が目に入る。
ふたりとも同じ寝相で、同じように寝息を立てている。
起きている時は声を荒げて言い合いしていることが多いのに、寝ている時は本当に仲の良いこと。(笑)
これもまた、小確幸。
父のパンク騒動
先日は父から「車がパンクした」と連絡が入った。
タイヤは昨年買い替えたばかりで、「また変な運転をしたんじゃないか?」と怒りが込み上げる。
若い頃から父の運転には不安を感じていたし、何度注意してきたことか。
だが冷静になると、事故でなくてよかった。ケガもなく、無事に帰って来られたことが何よりの幸せだ。
「無事でいてくれてありがとう」
そう心の中で呟き、怒りを鎮めた。これもまた、小確幸。
まとめ
日常は大きなドラマの連続ではない。むしろ「小確幸」の積み重ねこそが、私たちの心を温めてくれるのだろう。
華やかなニュースや派手な成功に目を奪われがちだが、こうしたささやかな喜びを大切にできるかどうかで、人生の充足度は大きく変わるのではないだろうか。
最後まで読んでくださりありがとう。これもまた「小確幸」。
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