娘が最近、外で手をつなぐのを少し恥ずかしがるようになった。
特に友だちと出会いそうな登校中は、さりげなく手を離したりする。
その小さな変化に、少し寂しさを感じながらも「これもまた成長なんだな」と微笑ましく見守っている。
幼い頃から“父さん子”だった娘
思えば小さい頃から、娘は断然“父さん子”だった。
手をつないだり抱っこされたりするのは、なぜか母さんよりも私の担当。
妻が抱っこしている写真を見返すと、「誘拐犯にさらわれてるのか?」と思うほど、泣き叫んでいるか、ぐっすり眠っているかのどちらかしかない。(笑)
小学校3年生になった今でもそれは変わらず、どこかへ行くときは自然と私と手をつないで歩くのが当たり前になっている。
友だちを見つけて駆けていく背中に思うこと
けれども、やっぱり友だちの前では恥ずかしいと思う年ごろになったのだろう。
毎日、私は娘を小学校の途中まで送っていく。入学したての頃は、私と離れるのが寂しくて何度も振り返りながら歩いていたのに、今では友だちを見つけると、あっけなく私から離れて駆けていく。
その背中を見送りながら、成長し、いつか巣立っていく姿を重ねてしまう。
結婚式での妄想 ― ヴァージンロードを手をつないで歩きたい
手をつないで歩くとき、私はつい妄想をする。
恐らく妻や娘には反対されると思うけれど、娘が結婚する日が来たらやりたいことが一つある。
それは、チャペルで式を挙げる時、ヴァージンロードを“腕を組む”のではなく、今と同じように“手をつないで”歩いてみたい。
そして、その先で待つ未来の旦那さんに、私の手を離れていく大きくなったその手を渡す…。
想像しただけで、もう涙があふれてきそうになる(笑)。
今しかない「小さな手の感触」を忘れないために
それはまだまだ先の話。けれど、手をつながなくなる日が近づいているのは確かだ。
だから今は、少しでもその感触を忘れないように、小さな手のぬくもりをしっかり脳裏に焼き付けて歩いている。
精一杯の愛情を込めて。
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